あきとノート

ただのしがない一般人決闘者、一般人ガンダマーによる自己満足ブログです。

【コラム】パーミッション・コントロール【暗黒界コントロール】〜紙束ver.1〜

遊戯王のデッキを考えるのは非常に楽しいですよね。カードゲームにおいて、実際にゲームをプレイすることと同じくらい、デッキを考えるのは楽しいものです。

もちろん僕も、今の環境でこんなデッキワンチャンスないかな?なんてしょっちゅう考えています(笑)
さて、僕はこのブログで開設当初から言っていることがあります。

それはトーナメントにおいて、環境にワンチャンスすらないデッキはただの紙束でしかないということ。しかし、わかっていてもデッキを構築する妄想は尽きません。クソデッキみたいな構築を何回も考えては崩し、考えては崩し…。
新カードが出たり、環境のメタゲームを考えたりしていく上でこんなカードどうだろう、こんなデッキどうだろう…。様々な思いを馳せてデッキを組みます。

そこで今回、このブログの新たな趣向として環境にワンチャンスあるかもしれない…いや、もしかするととんでもないガチデッキになるかもしれないデッキを産み出す機会になるような場を作りたいと考え、この「紙束シリーズ」を発足しました。

これはMTGのとある有名サイトの記事が定期的にやっているのを見たのがきっかけで、実際なんてことない安く組めるクソデッキが思考の末とんでもない新たなガチデッキになったという記事を読み感銘を受けたというのがあります。
定期的に様々な思考を凝らし、環境に新たな産声を上げるデッキを作りたい。
その思いからこの「紙束シリーズ」を発足させました。


さて、前置きが長くなりましたが今回ご紹介する紙束はこちら!!
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パーミッション・コントロール」です。
「カウンター・パーミッション」、「ドローゴー」等様々な呼び方がされるこのアーキタイプですが、今回はカウンター罠で相手の動きを止めて強力なフィニッシャーモンスターやバーンで勝つデッキを作りたいなと思い、構築に着手しました。

きっかけはこれもまたMTGなのですが、MTGには大体どの環境、どのフォーマットにもコントロールデッキが存在します。相手のクリーチャーをいなし、破壊してこちらは強力なエースカードを召喚し勝つ。この構築理論を遊戯王の今の環境でも活かせないかと思ったのが始まりです。
ツインツイスターは確かにしんどいし、前回の記事でツイツイの影響により罠ビートはさらなる苦境に立たされていると書きました。しかし、僕はふと思ったのです。
僕は「PSYフレーム」というテーマデッキを所持しているのですが、これがなかなかの勝率でフリーではカウンターデッキがトーナメントよりも強めに働くとはいえ、無視出来ない強さを発揮していたのです。

ーーー「パーミッション、やれるよ!!!」僕はそう確信しました。

パーミッションデッキにおいて、まず最初に必要なのが環境への認識です。
どのデッキが環境にどれぐらいいるのか…。そしてどのカウンター罠がどのタイミング、どのカードに刺さるのか。

今の環境を確認してみましょう。
「青眼」、「メタルフォーゼ」、「DD」、「マジェスペクター」、「SR幻影彼岸」、「シンクロダーク」……。
とりあえずここらを意識してメインサイドの罠を選択したいところ。

しかし、カウンターで動きを封じ込めるだけでは遊戯王は勝つことができません。勝ち筋を用意する必要があるのですが、この勝ち筋によって「パーミッション・コントロール」は様々なアーキタイプに進化を遂げます。

1つ目は強力な下級モンスターを内包しビートダウンを行う「メタビート」。
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2つ目は「封印されし エクゾディア」や「終焉のカウントダウン」のような「特殊勝利」。このデッキの場合はバトルフェイズをやり過ごせるカードを多めに入れます。パーミッションというよりはロック寄りですね。というかパーミッションじゃないですね(殴
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3つ目は多種多様なバーンカードを用いて罠でロックを形成しながらダメージを与える「ロック・バーン」。
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より攻撃的な「チェーン・バーン」もありますが、「チェーン・バーン」はパーミッションとは少し趣向が違うので割愛。

4つ目はカウンター罠と相性の良い天使族モンスターを採用しアドバンテージを稼ぐ「エンジェル・パーミッション」。
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そして、最後に「メタモルポット」等を使いライブラリアウトを狙う「デッキ破壊」。
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全て魅力的であり、このどれかのうち、どれを使ってCS入賞を果たしても注目の的になるのは間違いなしである。

本当はパーミッションを組みたかったのに頭にこの5種類のアーキタイプが浮かび上がった時まず「終焉のカウントダウン」が暴れられるんじゃないかと感じました。しかし、カウントダウンは厳密にはパーミッションじゃないため、これは次のコラムで採用するとしてとりあえず見送りました(笑)。

今回組みたいのはパーミッションコントロール。相手を手のひらの上で転がし、こちらはフィニッシャーで華麗に決める…。
カウンター罠デッキのフィニッシャー…、そう、皆さんご存知。
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「冥王竜ヴァンダルギオン」!!!

しかし、パーミッションデッキを少しでも使ったことがある人ならわかるこのカードで勝つことの難しさ。非常に癖が強く、「青眼」が蔓延ってる今日、28打点は結構軽く突破されてしまう。
「PSYフレーム」を使ってるからこそわかる、フィールド魔法とサイフレームだけで出る「サイフレームロード・Ω」を軸にサイフレームでパーミッションした方がいいんじゃないかという現実。
しかもΩとヴァンダルギオンは打点が同じであるw
Ωは場持ちもいいし…(´・ω・`)。

しかし、サイフレームにはサイフレームの弱みがあるし単純に罠1枚で相手の動きを止めつつ2800のアタッカーが出るのは間違いなく強い。そう思い、とりあえずデッキを形にしてみた。

途中経過…。
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とりあえずオーソドックスなドロソ、強いカウンター罠。コストを踏み倒せる効果を持ち、破壊されればサーチャーになるアリアドネとそれに相性のよいラスターPを採用。

あれ???ヴァンダルギオンいなくね????ん〜????(°~°)??

そう、僕は悩んでいた。フィニッシャーの存在とヴァンダルギオンを採用する意味を。今のところモンスターは全てペンデュラムモンスター。しかもスケールは3と5で4のみがペンデュラム召喚可能である。故にレベル4のペンデュラムモンスターで相性の良いのをチョイスするのは単純に相性がいいように思われた。

だが、このデッキはペンデュラム召喚を軸に動くデッキではない。ペンデュラムを取り入れるにしてもクリフォートの方が同じパーミッションとして何倍も安定するだろう。だが、クリフォートは個人的に何が強いのかさっぱりわからないほどトーナメントで当たった時勝ち続けているため選択肢にはなり得ない。

そしてヴァンダルギオンを本当に採用する価値があるのかについても自分の中で揺らいでいた。ーーーもっと攻めの遊戯王をしたい…。パーミッションデッキを作ろうと思い立った人間とは思えない発言だが、これにはしっかりとした理由が存在する。

例えば、相手の行動をカウンターしヴァンダルギオンを召喚する。
確かにそれでもいいのだが、基本受け思考のデッキは相手が動きを止めた時に詰めるカード、そして相手が動くのを強制するカードが必要なのだ。そして動いたところをカウンターしヴァンダルギオンを出し、さらなる圧力をかける。
美しい流れだと思いませんか?

そう、それはまるでサイフレームにおけるライオウのような存在。
ライオウ自体とはサイフレームにはアンチシナジーですらあるが、相手を動かざるをえない状態にする言わば攻めの囮。
そのようなカードを僕は必要としていた。

そして、そのカードがもしフィニッシャー級に強かったら…?フィニッシャーを除去しようと動いた相手をカウンターしさらにヴァンダルギオンまで立つ。
美しすぎる(ニッコリ)✨

そしてさらに途中経過…。
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妖仙獣を追加し秘技の取得、左鎌神柱というペンデュラムモンスターの追加を行い妖仙獣のビートダウン色を強めてみた(あくまでも途中経過のため枚数は結構ガバガバです)。
うーん、何か違う…。
いや、強いだろうけどそれ純妖仙獣でいい(結論)。

そしてここで気づいたのがヴァンダルギオンと命削りのシナジーの悪さ。
実は罠ビートは今期環境何度もチャレンジしたのだが、「命削りの宝札」のデメリット効果…主にエンドフェイズに手札を全て捨てるという効果が構築の幅をかなり狭めていた。
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このデメリット効果により、手札誘発系はもちろん「サタンクロース」や「溶岩魔獣ラヴァゴーレム」とも相性が悪くどうも噛み合わない。
これさえなければ、ラヴァゴをメインから一番強く使えるデッキになり得るかもしれないのにだ。

そして振り出しへ。
しかしフィニッシャーを欲している今、ヴァンダルギオンを切る選択肢は僕にはなかった。最悪ヴァンダルギオンを捨てることになってもヴァンダルギオンのモンスターカウンター効果でヴァンダルギオンをssできるという妥協点でとりあえず手をうち、また新たなフィニッシャーを探す。

何かいいカードはないのか…。命削りと相性のよいフィニッシャー級の力を持つカード…。
そして僕はあることに気づいた。

ーーー「命削りの捨てる効果をうまく利用できないか」。

これもまさに、MTGでマッドネスに興味を持ったからこそ生まれた思考でありそれに気づいた瞬間僕は頭の中でソートをかける。

遊戯王でマッドネス効果を持ったモンスター…そう。
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「暗黒界」である。
(※実はこの時、命削りの効果を少し勘違いしていますがそれについても後述していますので気にせずお読みください。)

何故こんな優秀なカードを今まで忘れていたのか。蘇生しやすく、マッドネス効果も強力。高校生の頃「暗黒界」を環境で握っていたのに視野が狭くなるのは恐ろしい。
「暗黒界」を見つけてからは簡単だった。
「暗黒界」の潤滑油である「暗黒界の門」。
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そしてさらなるフィニッシャー級モンスター、「sinサイバーエンドドラゴン」。
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これに下級暗黒界を足して完成!!!
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さらば!!ヴァンダルギオン!!!(笑)
すまねぇ、やはり事故率と「命削りの宝札」とのシナジーの悪さ。そして「暗黒界」投入ですでにフィニッシャーを2種類確保できたことからヴァンダルギオンは不採用が確定しました(´;ω;`)。

でも、ヴァンダルギオンがなければ僕はパーミッションデッキを組もうと思っていなかった。ありがとうヴァンダルギオン(*´︶`*)。

暗黒界とサイバーエンドの存在により「闇の誘惑」が入り、「強欲で謙虚な壺」と入れ替える形で潤滑油として採用。

さらにサイドから「ツインツイスター」や「コズミック・サイクロン」が増えるのを危惧し「純暗黒界」にスイッチできるようにサイドを構築。「暗黒界の門」を守るために「sinスターダスト・ドラゴン」と「スターダスト・ドラゴン」を採用しようか考えるものの枠がカツカツなため断念。「青眼」さえいなければメインから「sin
サイバー・エンド・ドラゴン」と入れ替わる形で採用しても良かったんだけどね(;・ω・)。
sinスタダはグラファと共に「トレード・イン」に対応してる上に門を守れるのはやっぱり大きいので出来ることならsinスタダにしたいんですけどねー。
打点がねー(´・ω・`)。

枚数はまだまだ煮詰めなければならないがとりあえず雛形が完成…したと思っていた。


ーーーそう僕は勘違いをしていたのだ。

もう恐らく一部のプレイヤーは気づいていると思うが「命削りの宝札」のテキストを今一度よく見て欲しい。
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実は「命削りの宝札」のデメリット効果は「墓地へ捨てる」ではなく「墓地へ送る」というもの。つまり、この効果で手札を捨てた時に「暗黒界」カードのマッドネス効果を起動することは出来ないのである。

思わず叫びたくなったが、冷静になって考えてみればそうでなければ「魔轟神」にも平気で入ってるはずだし多くの遊戯王プレイヤーがそれに気付かないわけがないのである。

考えるのをやめたくなったが、それでも僕は「暗黒界コントロール」を諦めなかった。デッキを闇で染めることにより「闇の誘惑」が採用できること。
グラファとsinサイエンという強力なフィニッシャーを用意できること。
「暗黒界の取引」等を入れていることによりパーミッションの事故率がさらに軽減されデッキの回転率があがっていること。
たとえ「命削りの宝札」でマッドネス効果が起動できなくても墓地は肥えるため、「暗黒界の門」の発動条件を満たしやすくなっているということ。
「暗黒界」でコントロールを組む理由はこれで充分である。

そしてレシピに改良を加える。
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とりあえずこのデッキを手に、フリーと非公認で感触を確かめようと思います。
戦績と改良点は必ずまた記事にしますので楽しみにお待ちください( *´꒳`* )

長い記事になりましたが、ここまで読んで頂きありがとうございました。ご意見、ご感想等ありましたらコメントやTwitterのリプライで遠慮なくどうぞ!!

【コラム】2016年7月禁止制限予想〜魔法&罠規制編〜


前回に続き今回は魔法&罠の規制予想になります。今回もですが、あくまで僕がかかってくれないかなー、はよ投獄されろよ( º言º)と思っているカードを1人のトーナメントプレイヤーとしての目線で理由を合わせて挙げていこうと思います。

魔法カードからの紹介になります。
1.ツインツイスター(制限)
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個人的にこの環境を定義している1枚であり、強力な魔法&罠除去カード。
ペンデュラムに対しても刺さり、このカードの登場によって罠ビート系は激減したと考えています。
サイドからフル投入して、相手のサイドからのメタカードを潰すなど活躍の場は様々なデッキで多岐に存在します。
デッキによっては最強の伏せ除去である「ハーピィの羽根帚」よりも優先されることがあることからも、このカードのパワーの高さが伺えます。

様々なデッキを活躍させるためにも、このカードは早く規制されて欲しいです。

2.チキンレース(制限〜禁止)
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海外では一足先に禁止カードなったノーレアカード、「チキンレース」。海外はドローソースを特に厳しい目で見るため「成金ゴブリン」と共に規制がかけられましたが、日本でも今回の規制でこのカードは危ないんじゃないかと考えられます。

このカードは「テラフォーミング」でサーチできるドローソース、そして他の使い切りドローソースと違い場に残る特性から「メタルフォーゼ」、「シンクロダーク」を初め様々なデッキに投入されているのが見受けられます。
最近だと「強欲で貪欲な壺」の登場により、「テラフォーミング」と「チキンレース」、「成金ゴブリン」や「無の煉獄等」でデッキをかさ増しすることでキーカードを除外する確率を下げたりするのにも使われています。
所謂「ハイパードロー結界像」なんてデッキもあったりします。無論、「メタルフォーゼ」でも登場して間もない頃はこの型が散見されました。

テラフォーミング」でサーチできることも悪いのですが、特に悪いのが「エンシェント・フェアリー・ドラゴン」とのシナジーにあります。
「ノーデンワンキル」等のワンキルデッキにちょくちょく顔を出すドラゴン、エンシェントフェアリー。
このカードによって発動済みの「チキンレース」を破壊し、1000ライフポイントを回復しつつさらに「チキンレース」をサーチします。回復によって、チキンレースのドロー効果によるデメリットを事実上帳消ししていますし、なにより更なる圧縮につなげます。

またエンシェントフェアリーにはレベル4モンスターを手札からssできる効果やレベル1チューナーと合わせて「サイフレームロード・Ω」になることが出来たりと実はめちゃくちゃ悪いカードなのです。KONAMIは多分「サイフレームロード・Ω」に目が行って規制が入らない気がするので、モンスター規制編には挙げませんでしたが「チキンレース」との相性は本物です。

果たしてこのドローソースをKONAMIはどう見るのか。注目ですね。

3.ドラゴン族目覚めの旋律(準制限〜制限)f:id:zerosensen145:20160528194917j:image
「青眼」における強力なサーチカードであり墓地肥やし能力も併せ持つカード、「ドラゴン族目覚めの旋律」。
個人的には制限カードにして欲しいですが、再録のタイミングと併せて正直よくわからないですね。スルーしたらキレますけど(笑)。

モンスター規制編の「青眼の亜白龍」の項目でも述べましたが、このカードと亜白龍は青眼の軸でありなくてはならない大黒柱です。このカードの規制はその規制のレベルに応じて「青眼」の弱体化を余儀なくされるでしょう。規制をより注目したい1枚ですね。

4.成金ゴブリン(準制限〜禁止)
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古くから存在するドローソース、成金ゴブリン。海外での規制を受けて日本でも怪しくなってきてると感じます。
「クリフォート」等にはメインからフル投入されているこのカード。入れるものがなければとりあえずこれ!の1枚であり、40枚のデッキ構築ルールを事実上37枚にしてくれるカードでもあります。

故にデッキに入れるカードを最小限にしたいコンボデッキにおいて、このようなドローソースはフル投入されることが珍しくありません。
そしてコンボデッキというとは大抵理不尽極まりないものです、「シンクロダーク」もそうですがカードのインフレによりコンボの強さはカードプールが増えるにつれその威力を増しています。

そういった中、間接的にデッキの潤滑油としてコンボをフォローするこのカードは規制される可能性がないとは言えないでしょう。似たようなカードに「無の煉獄」がありますが、あちらはデメリットが相応に重いため規制は大丈夫だと思います。

5.苦渋の決断(準制限〜制限)
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個人的にはかけないで欲しい優秀な通常モンスターサーチカード。
主に「メタルフォーゼ」での採用が見受けられます。自分はかつて「イグナイトEM」なるデッキを組んでいてお世話になりました。今は「メタルフォーゼ」の良きサーチカードとして使ってます(ニッコリ)。

ひとえに「メタルフォーゼ」の暴れすぎによる規制が考えられます。まぁ大体「デビル・フランケン」と「マジェスペクター・ユニコーン」が悪いんですけどね。
ペンデュラムを飛躍的に安定させるこのカードは規制される可能性が0とは言えないでしょう。

6.手札抹殺(禁止)
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デッキの潤滑油として、ライブラリアウトのキーパーツとして、墓地肥やしとして様々な場面で活躍が見られる由緒正しき魔法カード、「手札抹殺」。
恐らく規制がかかることはありませんが、このカードは「シンクロダーク」や「ジャンド」のメインに入っており相手の「増殖するG」からのライブラリアウトを補助する役割や上記の全ての理由で採用されています。これを期に規制される可能性があるかもしれません。

7.ソウルチャージ(禁止)
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引いたら勝ちです、はい。正確には勝ちに大きく近づきます。ぶっ壊れカードですね、何故「ノーデンワンキル」のときに制限に甘えた( º言º)。
現環境では主に「青眼」において採用されており、このカード1枚で精霊龍×2+αが余裕で立ちます。禁止だ禁止ィ!!!


魔法カードは以上になります。とりあえずはこんなものでしょう。
続いては罠カードです。最近はガッツリ罠をメインから割くデッキは少なくなりましたが理由として「ツインツイスター」や「白き霊龍」のような除去の蔓延、そして何より1枚で絶対的な力を持つ罠によりそれらを少し組み込むだけで勝利に大いに近づくことが出来るからというのがあげられます。

では、そんな強力な罠カードで今回の規制が危ぶまれるカードを見ていきましょう。

1.神の通告(準制限〜制限)
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はっきり言って強すぎです。何故前回規制しなかった。そんなにカードを売りたいのか!(殴。
普通のデッキに少しいれるだけで強いこのカードは環境トップを更なる高みへと押し上げます。
最近だと「解放のアリアドネ」からサーチできることもあり「メタルフォーゼ」のような割れるペンデュラムデッキには非常に相性の良いカードとして採用されています。

昔の「神の警告」の準制限→制限の流れを見ると準制限くらいなのかも知れませんが、個人的に場面によっては「神の宣告」より嫌です(´・ω・`)。

2.魔封じの芳香(制限〜禁止)
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「は?てめぇ自分がペンデュラムデッキ好きだからって流石にそれはないだろ!!。」そう言われるかも知れませんね。
しかし、このカードははっきり言って禁止カードになるべきです。まず、ペンデュラムデッキはこのカードを先行で張られるだけでなすすべなく死にますし、青眼やシンクロダーク等においても初動で「魔法カード」を1ターン使えなくさせられるのは今の高速環境では死を意味します。

トーナメントプレイヤーならご存知でしょうが、最近はこのカードをメインから採用しているデッキもあるくらいで、もちろん結果も残しています。少し前にご紹介した「SR彼岸」はまさにその代表でしょう。

解答がなければ即死…。
そんなカードは全て投獄されるべきだと僕は考えます。

3.仁王立ち(禁止)
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多分ないでしょうが、一応挙げておきます。俗に言う「仁王立ちΩ」というロックを形成するこのカードですが、そもそも今回の改訂でΩは規制の色が濃厚です。

しかし例えΩが制限カードになろうともこのコンボは比較的簡単にできるため、遅延を嫌うKONAMIにとって規制の対象になる可能性も0ではないかもしれないということで挙げさせて頂きました。

以上で2016年禁止制限予想、魔法&罠編を終わります。緩和編はやるつもりはありません(KONAMIの気分でしょ)が、要望あればちゃんと記事にしようと思いますので、コメントやリプライお待ちしております。お気軽にどうぞ。

【コラム】2016年7月禁止制限予想〜モンスター規制編〜

さて、今期環境も残すところ1ヵ月となりました。環境も固まってきて僕は3ヵ月に1度の規制を楽しみに待つばかりです。

今期は最初、様々なデッキが活躍の機会がある良環境!!!と思われていたものの、環境の理解が進み結果的に以前のプトレマイオス規制前環境のような超先行ゲー環境になってしまいました…。

環境デッキの各種が置物の強さを競い、返す解答がなければ即負けになるゲーム。いつも思ってることですが、KONAMIはまともにテストプレイしてないでしょう。

そんな環境を一新するような規制をして欲しいものです。
禁止制限予想とは銘打ってるものの、とりあえず僕がこれを規制して欲しいなと考えるカードをモンスター、魔法、罠の順番で挙げていきます。

[モンスター]
1.デビル・フランケン(禁止)
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まずなんといってもこれでしょう。
この環境をぶち壊した戦犯カードの1枚であり、長い間投獄された過去を持つものの今は無制限として環境に蔓延っています。
今の環境の手札誘発は「エフェクト・ヴェーラー」よりも「増殖するG」でありこのカードの先行での効果発動をなかなか止めることが出来ません。青眼にはエフェクト・ヴェーラーが入っているものがデッキの都合上テンプレですが、フル投入は珍しいですし、そもそも解答がなければ即負けに繋がるこのカードは間違いなく遊戯王というゲームを面白くなくしています。

やはり、返ってくるべきではなかったのだ…デビル・フランケン。頼む安らかに眠ってくれ(´・ω・`)

2.青眼の亜白龍(準制限〜制限)
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後述する魔法カード、「ドラゴン族目覚めの旋律」との兼ね合いですが、どちらかは制限カードにならなければならないと感じています。
青眼の安定性を支えている最重要カードであり、ぶっちゃけこのカードがなければ青眼は何も出来ません。

「ドラゴン族目覚めの旋律」により実質デッキに6枚存在し、多彩な墓地肥やし手段からの「太古の白石」でのサルベージ等かなりの確率で手札に呼んでくることが出来ます。
青眼の先行置物モンスター、「青眼の精霊龍」にアクセスするカードとしても優秀かつ、青眼の先行を突破されたときに相手のモンスターを割りながら再び「青眼の精霊龍」となり相手に蓋をします。

青眼の持久力、安定力な高さはひとえにこのカードの存在があるからこそでありこのカードの規制によって青眼のデッキパワーは少なからず落ちるでしょう。
個人的には環境から転げ落ちるよりも中堅〜環境で色々なデッキが活躍してほしいのが本望ですが、KONAMIは売れないカードたちでこれから自分達が売るのに障害となりそうなカードは徹底的に痛めつける風潮があります。

今はまだ劇場版や6月の遊戯、海馬の構築済みデッキの発売等盛り上がりを見せていますがこれからどうなるかはわかりません。良識のある改訂をして頂きたいですね。全く期待してませんが|・ω・`)。

3.レベル・スティーラー(禁止)
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さて、恐らくトーナメントプレイヤーとフリー民の予想で違いが生まれるとしたらまずこのカード。シンクロデッキの無二の友「レベル・スティーラー」です。

何故このカードを規制…しかも禁止にまでしなければならないのか。
それは、僕が前回記事にした「シンクロダーク」にあります。似たような「ジャンド」でもそうなのですが、このカードの存在はソリティアを加速させ、時には考えもしなかったシンクロモンスターに簡単にアクセスすることを可能にします。

KONAMIハンデスやバーンを嫌う傾向にあり、「シンクロダーク」の主な勝ち筋であるハンデスは即刻規制対象となる可能性があります。何を規制してくるかはKONAMIの気分次第ですが、恐らくこのカードが一番効くのでないかと感じます。
僕はシンクロ時代に遊戯王を初めて、もちろんジャンドも組みましたし今も所持していますが、このカードの規制はやむを得ないでしょう…。

4.SR-ベイゴマックス(制限)
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僕は別に規制しなくてもいいと思ってるんですが、恐らくかかるでしょう。このカード1枚から召喚権を使うことなくランク3を立てたり、時には2体分のリリース要因として採用されるなど汎用性が非常に高く「SR幻影彼岸」や「SR帝」等、このカード3枚と「SR-タケトンボーグ」1枚のみを出張セットとして採用しているデッキが環境に散見されます。

僕としては「SR幻影彼岸」は規制するべきではないと考えているので、別にいいんですが、KONAMIとしては再販により恐らくこの6月で売り切り、これから売り出すカードの邪魔になる「彼岸」はもうお払い箱だと思います。
こんなことを書いてて嫌になりますが、もっとまともな運営は出来ないのか…本当に悩ましいです。
余談ですが、最近MTGを始めているのですがWotC社のカードに対する愛は本物ですし本当によく出来ているなと感動しました。
環境のバランスをうまくとることがプレイヤーの増加に繋がることを早く理解して欲しいですね。

5.サイフレームロード・Ω(制限)
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様々なデッキでこれまで採用されてきたレベル8シンクロモンスター、Ω。
器用な効果と除去されにくい耐性、そして28打点と汎用性の高いシンクロモンスターとして中堅デッキにもよく採用されています。
しかし、恐らくこのカードは規制を受けてしまうでしょう…。理由は「レベル・スティーラー」と同じくこのカードこそ、相手の手札をハンデスする「シンクロダーク」のエースモンスターであるからです。

「SR-ベイゴマックス」と同じハイスピード・ライダーズに入っており、ベイゴマと同じく6月に売り切り規制する流れだと考えられます。非常に優秀なモンスターかつ中堅デッキのいくつかを影から支えているカードなので、禁止カードにはならないで欲しいです。KONAMI、見てるか?禁止はダメだぞ!(見てない)。

6.天帝アイテール(制限)
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しなくていいです、別に。ただ上が順当に規制されランクが下がるとその次に上がってくるデッキとしてそこに「帝王」の名前は確実にあるでしょう。
ストラクも絶版ですし、さらに禁止制限を加速させる可能性があります。

アイテールは帝王のキーモンスターであり、このカードがもし規制された場合おそらく「帝王」は環境から姿を消すでしょう。踏ん張るんだ、「帝王」。

7.マジェスペクター・ユニコーン(制限)
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KONAMIがまともなら規制されるでしょう。ペンデュラムデッキにおいて、このカードを採用できるか出来ないかはデッキのパワーを大きく左右します。
除去のしづらさ、モンスター化した強制脱出装置であるこのモンスターは先行の置物としても、相手の先行の盤面を返すカードとしてもペンデュラムデッキでは非常に重宝されます。

後の「マジェスペクター・ラクーン」と合わせて、規制はやむを得ないでしょう。

8.マジェスペクター・ラクーン(制限)
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「マジェスペクター・ユニコーン」をサーチします。以上です(キリッ。
君じゃない、ユニコーンガンダムが悪い。

9.彼岸の淑女 ベアトリーチェ(制限)
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別に規制しなくていいです。置物として、墓地肥やしとして非常に優秀なカードですがこのカードぐらいは許されて欲しいもの。「SR-幻影彼岸」は別に規制強化しなくていいよ╮(´・ᴗ・` )╭別に僕が「SR-幻影彼岸」使ってるとかじゃないんですが(使ってない)、あれぐらいのデッキパワーは許されるべきです。

10.TG-ハイパーライブラリアン(禁止)
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そろそろ投獄の時が近づいてきているのを感じます…。シンクロのエンジン、ライブラリオ君。
正直かかっても何も文句は言えません…。このカードがシンクロのソリティアにおいての中心人物でありこのカード無くしてシンクロ全盛期はありませんでした。
「シンクロダーク」の活躍を期に禁止カードになる可能性は十二分に考えられます。


思った以上に長くなってしまったのでモンスター編と魔法&罠編で分けようと思います。9月にはEXP2016により強力な海外テーマが2つやってきます。
特にその中の「kaiju」は先行制圧モンスターに対し圧倒的なメタ性能を誇るので今後の環境に注目して早めにカードを集めておきたいですね。
以上、2016年7月禁止制限予想、モンスター規制編でした。



【シンクロダーク】環境への挑戦(先行4ハンデス)

さて、今回ご紹介するのは一部界隈で突如現れたソリティアデッキ、「シンクロダーク」です。
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元々はシンクロ時代に考案された構築で当時の環境では猛威を振るい「ゾンビキャリア」と「D-HERO ディアボリックガイ」を規制へと追い込みました。

そして今、新たな環境デッキとしてCSに降臨。上位入賞を果たしたのです。今後の規制で他の環境デッキが退けば環境トップもあるかもしれません。
それではレシピを…
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少し前の記事でも触れたように、やはり「D-HERO ディアボリックガイ」の規制緩和はシンクロの強さを飛躍的に高めたようですね。

そもそも今の「シンクロダーク」とは何をするデッキなのか。よくyoutubeの動画で似たようなデッキタイプである「ジャンクドッペル」等を使い、「シューティング・クェーサー・ドラゴン」を立ててドヤ顔しているのをよく見かけます。
しかし、今の遊戯王においてクェーサー1枚なんてなんのその。速攻でやられるのは容易に想像できます。

前にも言いましたが、環境デッキに対してワンチャンスすらないデッキはトーナメントではただの紙束です。
では、何故今回「シンクロダーク」が結果を残せたのか。

それは以下のカードにあると思います。
まず1枚目、「D-HERO ディアボリックガイ」。
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冒頭でも述べましたが、このカードの復権により「ゾンビキャリア」とのシンクロコンボは完全復活を成し遂げました。故に後述するとあるシンクロモンスターを連立させる確率が飛躍的に高まりました。
おかえり、ディアボリックガイ。

2枚目、「闇の誘惑」。
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おそらくブラマジの強化のために規制緩和された闇属性最強のドローソース。デッキの回転率を高めることが出来ます。たかだか1枚多く積めるようになっただけですが、単純に「闇の誘惑」を引く確率が上がるので馬鹿になりません。

そして3枚目、「サイフレームロード Ω」。
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今回のデッキの肝であり昔の「シンクロダーク」にはない新たな切り札、「サイフレームロード Ω」。
このカードを複数シンクロ召喚し、先行で相手のハンドを一気に除外します。これこそが、このデッキのメインの勝ち筋になります。

Ω×3、トリシューラ×1での4枚ハンデス。及びこれも後述しますが、相手の「増殖するG」によるデッキデスを主な勝ち筋とし後はシンクロの対応力でビートダウンしていくデッキになります。

このデッキの登場により一部プレイヤーからは「レベル・スティーラー」を規制しろとの声もあります。先行で展開し解答がなければそのまま負けの色が濃い今の遊戯王において、このデッキもまた先行制圧系デッキとして名を上げました。

遊戯王OCG開発の判断に期待したいですね(棒)
先程も述べましたが、このデッキ、展開の始めに「増殖するG」を打たれてもかなりの確率でそのまま相手のデッキを全て引かせきることが出来ます。恐ろしい😱。

対策は墓地メタが有効かと思われます。中でも「D.D.クロウ」は「DD」や「青眼」にもそこそこ刺さるのでサイドカードとしてオススメです。
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また「エフェクト・ヴェーラー」も言わずもがな優秀です。
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主に「ダーク・グレファー」に打ちたいですね。「デビル・フランケン」への対策としてもサイドに入れておいて損は無いと思います。


先行制圧系のモンスターが軒並み規制されることを僕は願ってます()
以上、【シンクロダーク】の紹介記事でした。


SR彼岸【虚無魔人デビフラ搭載型】

久しぶりの更新です。早く新制限にならないかなーなんて思ってますが、気になるデッキがCS全勝を成し遂げ、その構築理論に感銘を受けたので勝手ながら記事にしようと思いました。

今回ご紹介するデッキは「SR彼岸」ですが、メジャーな構築とは大分異なります。より先行に特化してる「SR彼岸」といいましょうか。そもそも幻影が入っていないのも珍しいです。
まずはレシピを…
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サタンクロース?結界像ビート?抜かせ( ´³`)y-~~
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このデッキはSR彼岸をサブにメインを「デビルフランケン」と「虚無魔人」の6枚に集約しています。
メインから「魔封じの芳香」を積んでいることでペンデュラムはもちろん、「青眼」にも厚く出ることが出来ます。
まさに洗練されたトーナメントデッキ。

しかし、このレシピを見て僕は疑問に思いました。
「このデッキ、ジャンケン負けて後攻になったらどーするんだろ」と。

神系罠フル投入(神の忠告?しらん)までして徹底的に先行に厚く仕上げているデッキです。幻影要素がない分、返せる札が少なすぎるのではないかと感じました。

実際にこのデッキを作成された人にお話を伺ったところ、興味深いプレイスタイルとデッキ構築のスタンスを聞くことができました。

(i)先行を取れた場合。
「強欲で貪欲な壺」、「闇の誘惑」の6枚で「デビル・フランケン」と「虚無魔人」を何としても引きに行く。
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そして、SRか彼岸のssにより召喚権を残しつつリリース要因を確保。虚無魔人降臨というわけですね。
実際はこれに魔封じや神系罠も絡むので先行は最強の制圧盤面が高確率で誕生することでしょう。

しかし、これはこのレシピからの殺意を感じれば容易に想像できます。問題は後攻の場合…。

(ii)後攻の場合
現在のトーナメント環境での遊戯王は先行ゲーであり、如何に先行で強い制圧系モンスターを並べることができるかにあります。故に、「闇の護封剣」は高騰してるわけですが。
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ここからがこのデッキの肝なのですが、例えば自分のハンドで相手の盤面を返し切ることが出来ないと判断した場合、このデッキは即サレンダーでデッキを畳みます。相手に手の内を見せずにサイドカードをうまく使わせないようにするのです。

そしてマッチ2戦目の先行で返せない最強盤面を構築。

そして3戦目の後攻のときにサイドカードを大量投入し相手の先行盤面を返しやすくするという算段なわけです。普通のフリーデュエルをやっているだけでは到底考えもしない構築理論ですが、現にこのプレイスタイルとこのデッキは結果を残しています。

「デビル・フランケン」、「虚無魔人」、「マスク・チェンジ・セカンド」、「彼岸の淑女 ベアトリーチェ」、そして決め手になりうる力を秘めるパワー罠の数々。
この環境を象徴するようなデッキでした。

こういう構築を見ていると「メタルフォーゼ」の賞味期限切れを早くも感じさせますね。メタが貼りやすいペンデュラムよりも自分はこちらの方が強いなと感じました。

SR彼岸のns権を使わずとも展開できる良さを最大限活かしたデッキと言えるでしょう。
早く「デビル・フランケン」が禁止カードに戻るのを望むばかりです。
5月も中旬〜後半で、次の制限改訂まで1ヵ月程となりました。それまでにこの環境で様々なデッキを試してみたいですね。

以上、虚無魔人デビフラ搭載型SR彼岸の紹介記事でした( *´꒳`* )

現環境におけるHEROの雑感

遊戯王において僕が好きなテーマのひとつ、「HERO」。豊富なサーチ、リクルートを持ち出張性も非常に高く融合HEROモンスターは強力なカードばかりだ。

では、現環境におけるHEROはどうなのか。少し考察してみよう。
4月の頭、とあるCSでこんなデッキが優勝に輝いた。
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「海皇水精鱗HERO」である。新制限環境で「青眼」と「SR幻影彼岸」が凌ぎを削っている中、それを抑えてのこのデッキの優勝は僕には衝撃的だった。

それに「HERO」には色々な型はあるけれど、「海皇水精鱗」と組み合わせるという発想が僕にはなかった。「海皇水精鱗」を使ったことがないのは言い訳にはなるまい。

どんなことをするデッキなのかというと、先行ならダークロウやアブソルート&マスクチェンジ。後攻なら海皇水精鱗の無理ゲー展開でワンキルするというデッキである。

レシピはここ。

見ての通り、HEROカードは「E-エマージェンシーコール」すら入っていない。
「マスク・チェンジ」も1枚でいかに速攻に重きを置いているかがわかる。
そして、メインが水で構成されているからこそ、このカードが活きてくる。
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本来、HEROを他のデッキに出張させるとしてもあまり見かけないカードである。
もちろん有名なカードであるし、パワーカードなのだがメインが水でないと少々使いにくさが目立つ。それを「海皇水精鱗」と組み合わせることにより無理のない採用を可能にしているのだ。

このカードに「マスク・チェンジ」を当てるだけで、盤面の相手モンスターを一層しながら「M・HERO アシッド」となりバックも全て破壊する。
ワンキル力の高い「海皇水精鱗」のキル率を飛躍的にあげるのだ。

実はというとこのデッキ、世界大会に出場経験もある有名プレイヤーが握っているデッキでこういうデッキを考えて大きな大会で結果を残してくるのは凄いし憧れでもある。

そして、次は最近のCSで入賞を果たしたHERO…「命削り強貪HERO」である。
自分も以前「AFHERO」のときに命削りを入れてみたりしたのだが結果抜いてしまったので非常に興味をそそられた。

そしてレシピを見れば異常な枚数の魔法カード。もともとHEROは魔法カードが多くなりがちなテーマではあるものの、罠カードもある程度入れたいHEROで27枚の魔法カードは驚異的な枚数である。
実はこのデッキを使っている方はこのデッキで何回も上位にくい込んでおり、その度にデッキも数枚入れ替わっている。最新のレシピでは少し罠は増えているようだが、それでも「マスク・チャージ」ですら3枚入れるという尖らせぶり。

このデッキに関して、作成者の方にいくつか質問をしてみた。まず既存の「HERO」に比べて除去カードが少ない。それをどう補っているのか聞いてみたところ、「フレシアの蟲惑魔」で全て事足りるそうだ。
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自分のターンにフレシアの効果で「狡猾な落とし穴」を発動すれば単に1枚のエクシーズモンスターで2枚割れる。ダイヤウルフもびっくりである。

しかし故に「強欲で貪欲な壺」のプレイは慎重に行わなければならない。ピン指しのカードも多く行く時は一気に行かなければならない「海皇水精鱗」の都合上大会で勝ち上がるためにはプレイングも並以上を求められるだろう。

AF、ペンデュラム、IF…。
HEROの可能性は幅広い。

【コラム】ブリリアント魔轟神について

ブログ始めてから大会向けの記事しか書いてなかったので少しファン向けの記事を書こうかなと思います( '༥' )

今回は「魔轟神」について書こうと思います。

「魔轟神」と言えば5ds時代、デュエルターミナルで出たテーマで連続シンクロからのワンキル等でちょくちょく環境に顔を出していました。

僕は強くないデッキ…環境デッキにワンチャンすらないデッキは紙束だと思っているので今回この記事を見て、「魔轟神」を組む方が現環境でショップの大会に持っていってもちゃんとゲームが出来るようなレシピや戦い方をこの記事で伝えていけたらなと思います。

今回、僕が「魔轟神」を組もうかなと思ったのは主にこのカードのせい。
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「瑚之龍」ですね。手札1枚捨てると相手フィールドのカード1枚を破壊します。
さながら調整された「氷結界の龍ブリューナク」の様な効果。さらに墓地に送られると1枚ドローできます。

魔轟神やIFのようなシンクロデッキのエンジン&除去として活躍していたブリューナク。f:id:zerosensen145:20160514014808j:image
このカードの禁止入りはシンクロデッキに少なからず影響を与えました。
「魔轟神」との相性は凄まじく手札を捨て、除去を行いながら展開を行えてました。

そしてこの「瑚之龍」と今回無制限化を遂げたこのカード。
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D-HERO ディアボリックガイ」。
このカードもシンクロ全盛期を支えたカードであり、今回運営の「D-HERO」プッシュ?もあり無制限になって帰ってきました。

こういうカードが2枚から3枚になるのは非常に強力で今後様々デッキで投入が検討出来ると思います。
既にお気づきの方もいると思いますが、この「珊瑚龍」と「D-HERO ディアボリックガイ」で…
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タクシー出ちゃうんですよねー。1ドロー付きで。
ディアボリックガイは、ケルベラルとそのまま8シンクロ出せますし「魔轟神ソルキウス」と並べてランク6も狙えます。

そして、今回自分は3レベルを軸にデッキを構成しようと考えました。
理由は色々ありましてまず「魔界発現世行きデスガイド」。
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規制は仕方の無いぐらい強いこのカードですが、「魔轟神」においてはエンジンになり得ていたカードでした。このカード1枚で「魔轟神クルス」を呼び出し「魔轟神グリムロ」のサーチ条件を満たしつつ「彼岸の旅人 ダンテ」となって墓地肥やしを行えてました。
もちろん1枚になっても「魔轟神」にとって充分パワーカードなので問題なく入ります。

そして、次に自分が目をつけたのが「魔轟神獣ガナシア」。
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墓地にクルスがいる状態でクルスの効果でss。その後にクルスnsで「瑚之龍」かランク3を選べます。召喚権こそ使うとのの単純にこのカード1枚でシンクロかエクシーズできるのは強力です。

そしてタイトルにもあるように「魔轟神」の新たな墓地肥やしカード、「ブリリアント・フュージョン」。
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このカード1枚で好きな魔轟神を墓地に送りつつns権を増やせるセラフィを出せます。おろかな埋葬がなんで制限カードなのかわからなくなるくらい強いですねw

これらのカードでランク3をメイン戦力としつつ展開を行って戦うデッキを考えました。

まだまだ修正のしどころは山ほどありますが、とりあえずレシピ。
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エキストラはランク3とシンクロ6を中心にタクシーとそれで出すシンクロを入れればいいと思います。

チェインを失ったのは墓地を使う様々なデッキにとって大きな痛手でしたが、「ブリリアント・フュージョン」のような優秀なカードも出てきています。

色んなカードに目を通して、新たに環境に食いこむようなデッキを読者さんも考えてみてはいかがでしょうか!