あきとノート

ただのしがない一般人決闘者、一般人ガンダマーによる自己満足ブログです。

SR彼岸【虚無魔人デビフラ搭載型】

久しぶりの更新です。早く新制限にならないかなーなんて思ってますが、気になるデッキがCS全勝を成し遂げ、その構築理論に感銘を受けたので勝手ながら記事にしようと思いました。

今回ご紹介するデッキは「SR彼岸」ですが、メジャーな構築とは大分異なります。より先行に特化してる「SR彼岸」といいましょうか。そもそも幻影が入っていないのも珍しいです。
まずはレシピを…
f:id:zerosensen145:20160522011239j:image
サタンクロース?結界像ビート?抜かせ( ´³`)y-~~
f:id:zerosensen145:20160522011210j:image

このデッキはSR彼岸をサブにメインを「デビルフランケン」と「虚無魔人」の6枚に集約しています。
メインから「魔封じの芳香」を積んでいることでペンデュラムはもちろん、「青眼」にも厚く出ることが出来ます。
まさに洗練されたトーナメントデッキ。

しかし、このレシピを見て僕は疑問に思いました。
「このデッキ、ジャンケン負けて後攻になったらどーするんだろ」と。

神系罠フル投入(神の忠告?しらん)までして徹底的に先行に厚く仕上げているデッキです。幻影要素がない分、返せる札が少なすぎるのではないかと感じました。

実際にこのデッキを作成された人にお話を伺ったところ、興味深いプレイスタイルとデッキ構築のスタンスを聞くことができました。

(i)先行を取れた場合。
「強欲で貪欲な壺」、「闇の誘惑」の6枚で「デビル・フランケン」と「虚無魔人」を何としても引きに行く。
f:id:zerosensen145:20160522012300j:image
f:id:zerosensen145:20160522012354j:image
そして、SRか彼岸のssにより召喚権を残しつつリリース要因を確保。虚無魔人降臨というわけですね。
実際はこれに魔封じや神系罠も絡むので先行は最強の制圧盤面が高確率で誕生することでしょう。

しかし、これはこのレシピからの殺意を感じれば容易に想像できます。問題は後攻の場合…。

(ii)後攻の場合
現在のトーナメント環境での遊戯王は先行ゲーであり、如何に先行で強い制圧系モンスターを並べることができるかにあります。故に、「闇の護封剣」は高騰してるわけですが。
f:id:zerosensen145:20160522012848j:image

ここからがこのデッキの肝なのですが、例えば自分のハンドで相手の盤面を返し切ることが出来ないと判断した場合、このデッキは即サレンダーでデッキを畳みます。相手に手の内を見せずにサイドカードをうまく使わせないようにするのです。

そしてマッチ2戦目の先行で返せない最強盤面を構築。

そして3戦目の後攻のときにサイドカードを大量投入し相手の先行盤面を返しやすくするという算段なわけです。普通のフリーデュエルをやっているだけでは到底考えもしない構築理論ですが、現にこのプレイスタイルとこのデッキは結果を残しています。

「デビル・フランケン」、「虚無魔人」、「マスク・チェンジ・セカンド」、「彼岸の淑女 ベアトリーチェ」、そして決め手になりうる力を秘めるパワー罠の数々。
この環境を象徴するようなデッキでした。

こういう構築を見ていると「メタルフォーゼ」の賞味期限切れを早くも感じさせますね。メタが貼りやすいペンデュラムよりも自分はこちらの方が強いなと感じました。

SR彼岸のns権を使わずとも展開できる良さを最大限活かしたデッキと言えるでしょう。
早く「デビル・フランケン」が禁止カードに戻るのを望むばかりです。
5月も中旬〜後半で、次の制限改訂まで1ヵ月程となりました。それまでにこの環境で様々なデッキを試してみたいですね。

以上、虚無魔人デビフラ搭載型SR彼岸の紹介記事でした( *´꒳`* )